C O L U M N

先週 MTGをおこなった新卒の男性に、「周囲の先輩を“○○さんも○○さんも、周りの人たちがみんなすごいんです、尊敬しています”と素直に表現できることは素晴らしいことだと思う。でも、今あなたに求められているのは 尊敬だけではなく、どうやったら自分もそれをできるようになるのかスキルを盗んでいくことですよ」という話をしていた。 さきほど会話をした20代半ばの女性に、「今の時点で、自分で自分自身について “性格的にこれは苦手だな”トカ“これよりもこっちが向いていると思う”と判断するのは少し早いかもしれない。若くて体力がある今の頃は、自分の領域を少しずつでもまずは広げていくように考えるといいと思う。今は、やってみる/体得していく時期という風に考えて。沢山の引き出しや経験を積んで、30、40、50代となっていくにつれて 自分の仕事の領域や適性、心地よいと感じる仕事との距離感なんかが 見えてくるんじゃないかな」と伝えている自分がいた。

振り返ると、最近特に、人に関わる部分の仕事が少しずつ増えているように感じています。いわゆる、会話のようなMTGが増えてきたように思うことと、「月額契約(プロジェクト毎ではなく継続型)の案件に関しては「ちょっといいですか」や「話せますか」「○○さんと話してみてもらえませんか」と言われるようになってきた。具体的な業務云々ではなく、仕事をしていく上での感情の変化や 仕事との向き合い方、モチベーションの保ち方、また、ヒアリングをしていく中で明るみになる組織の中での滞りやストレスを解消したいという欲求を適切に導いていくこと。かつて組織図の原案作り自体を担当し、その導入に関しても中心となって関わらせてもらった経験が ここに繋がると気付かされます。
チーム編成の重要性は以前にコラムにもまとめた通りですが、いわゆる組織論、仕事への姿勢、キャリア形成などということに関して、思い起こせば実は私自身も関心が高かった。特にやはり、女性のキャリアの築き方、キャリアの棚卸、家族観や人生観の変化、ブランクを経て仕事を再開する際の考え方・組み立て方。そのあたりに、やはり興味・関心があることを最近意識します。そしてそれがここにきて、1つの仕事領域にもなりつつあると感じています。

5年の専業主婦期間を経てフリーランスとして仕事を再開してこの2月で、1年8か月となりました。こと仕事においては、時たま振り返ることが癖づいています。振り返る内容というのは主に
1)いま自分がどこにいるのか(何に適性があるのか)を捉え直し、
2)足りていないスキルを洗い出し、
3)今後どういう可能性が少し前の未来に見出せるのか
というあたりである。こういう類のことを考えるのは、いつ頃からか楽しい作業にもなっている。こういう風に 時たま振り返り 客観視してみることで、それこそ上述したような自分の新しい仕事領域も見えてきました。

この「対ひと」においては、思い起こせば 《ダイアローグMTG》と呼んでいるものを業務として請け負うようになっています。これまでに、3つの会社を経営する社長職の方と、あとは小規模の製造業を営む社長職の方に対し フィーをお支払いいただいて実施を。2週間ごとに 75分のセッションを3回行うことを基本とし、MTG後に私が資料として その対話を振り返り、分類し、要点や質問を加え、また次回それをもとに対話を掘り下げるというものです。きっかけは、「何をしている人なのか 分かりづらいとよく言われるので、それを整理したい。自分でも 3つの会社の説明が拙いと思っているので、それらを整理してもらえないか」と言われ、3回にわけて対話し、最終的に紙面でご提案を。その話を別の会社の社長にしたところ、自分にもやってほしいと言われ実現しました。本HP上でもサービスとして謳っておらず、また、そういった内容の話にならない限り 私自身も言葉にしないため 今これ以上の広がりはないものの、私自身の仕事の幅として ここは少しじっくりと広げていきたいとひそかに思うようになっている。

振り返ると、新卒から合計4社で仕事をする中で、常に新しい業務領域へのチャレンジがありました。営業という職種を1つとってみても、対既存のリレーション構築のような関り、新規への飛び込み営業、当たり先の洗い出しから行うリサーチ、キーマンが誰かを判断する推測作業、イベントや企画を軸とした活動、広報的なリレーション作り、戦略的に構想を練ることまで幅広く。店長業務といっても、店舗立ち上がりの際の契約書の読み込みや工事の立ち会いまでを経験させてもらい、備品購入、防火防災責任者の講習を受け、危機管理マニュアルを作ることから、スタッフの面接・研修、店舗のルール作り、売上管理の仕組み作り、副店長を育て店長のバトンをパスするまで。制作物に至っては、どういった形態のものを作るべきか/何も作らないべきかというゼロいちの議論から 1つ1つの文章の日英作成。印刷物でもHPでも、構成作りから担うことが多かった。対海外という仕事においては、1枚のA4英文レターを作るだけで1週間かかっていた新卒時代を経て、今では営業から広報、リレーション作りまでを包括的に担えるよう経験を積ませてもらいました。

新しいことへのチャレンジ。
気力も必要だが、40手前になっても仕事が広がる。広がっている。そして、種が見つかる。そう、まだまだ広げられる。嬉しく、大切な感覚です。